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2026年10月29日(木)
速報決算

ノルウェーのコングスベルグ、7〜9月期売上高50%増 受注残は過去最高の1740億クローネ

コングスベルグ・マリタイムの分離後の継続事業ベースで、受注額は2倍超の233億クローネに増えた。株価は10月29日中央欧州時間(CET)12時30分時点で10.4%高だった(ヤフー・ファイナンスの遅延値)。株価は取引時間中で変動している。

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要点
  • 売上高(APM、50%出資の合弁会社を含む) · 2026年7〜9月期11.33 十億ノルウェークローネ 2025年7〜9月期比50%増
  • EBIT(APM、50%出資の合弁会社を含む) · 2026年7〜9月期1.86 十億ノルウェークローネ 2025年7〜9月期比66%増
  • 受注額(APM、50%出資の合弁会社を含む) · 2026年7〜9月期23.3 十億ノルウェークローネ 2025年7〜9月期は95億クローネ
  • 受注残(APM、50%出資の合弁会社を含む) · 2026年9月30日174.2 十億ノルウェークローネ 同四半期中に167億クローネ増加
  • 株価(オスロ、遅延値) · 2026年10月29日中央欧州時間12時30分(ヤフー・ファイナンス)344.50 ノルウェークローネ 中央欧州時間12時30分時点で10.4%高。株価は取引時間中で変動している

ノルウェーの防衛グループ、コングスベルグ(Kongsberg Gruppen)が2026年10月29日に発表した2026年7〜9月期の受注額は233億クローネで、前年同期の95億クローネの2倍を超えた。BBレシオ(受注額÷売上高)は2.06となり、受注残は同四半期中に167億クローネ増えて1742億クローネに達した。前年同期は1186億クローネで、同社は過去最高の水準としている。売上高は前年同期比50%増の113億3000万クローネ、EBIT(利払い・税引き前利益)は66%増の18億6000万クローネだった。EBITマージンは16.4%で、前年同期は14.8%だった。

受注と受注残
  • 受注残174.2 NOK bn+46.9% 対 2025年7〜9月期
  • 同四半期の受注額23.3 NOK bn+145.3% 対 2025年7〜9月期
  • 受注・出荷比率2.06

出典: Kongsberg Q3 2026 quarterly report (figures include 50% joint ventures), 2026年9月30日.

同社によると、防衛システム部門の売上高は防空システムと遠隔操作式の兵装システム(ウェポンステーション)が伸び、58%増の53億8000万クローネだった。同部門のEBITは2倍超の11億1000万クローネに増えた。プロジェクトのリスク低下に伴う一時的なプラス効果も一部寄与した。ミサイル・航空構造部門の売上高は87%増の40億クローネだった。6月に買収した米ミサイルメーカー、ゾーン5テクノロジーズ(Zone 5 Technologies)が初めて四半期を通じて寄与した。ただしコングスベルグによると、主にゾーン5の生産立ち上げのため、同部門の利益率は16.5%から11.6%に低下した。ディスカバリー部門は売上高が11%増の19億7000万クローネだった一方、EBITは移転費用により10%減の2億8800万クローネとなった。同社は移転費用を除いた利益率を17.5%としており、報告ベースでは14.6%だった。

同四半期の最大の受注はベルギー向けの防空システムNASAMSの契約で、四半期報告書では98億クローネ、最高経営責任者(CEO)の書簡では約100億クローネとされている。決算発表資料は100億クローネに丸めている。四半期報告書にはこのほか、オランダ向けNASAMS(15億クローネ)、カナダ向け遠隔操作式兵装システム(11億クローネ)、米空軍向けJSMミサイル(1億ドル)、米海兵隊との最大4億400万ドルのNSMの枠組み契約が記載されている。

“当社は、拡大する需要に応えるため、ポーランドを含めて生産能力を増強している。”

原文: “We are expanding our capacity, including in Poland, to meet growing demand.”

コングスベルグは2026年について数値による業績見通しを示していない。同社の取締役会は四半期報告書で、受注残のうち120億クローネが2026年10〜12月期に納入される予定だとした。また、2029年に売上高1000億クローネ、2033年に1500億クローネというグループの目標を改めて示した。2026年6月10日の資本市場説明会(キャピタル・マーケッツ・デー)で示した投資拡大の期間は、2027〜2028年まで続く見通しだとしている。

中央欧州時間12時49分に確認したヤフー・ファイナンスの遅延値によると、コングスベルグの株価は2026年10月29日中央欧州時間12時30分時点で344.50クローネと、前営業日終値の312.10クローネから10.4%上昇した。その時点でオスロ証券取引所の取引は続いており、株価は取引終了までに変わる可能性がある。ノルディア(Nordea)のアナリストはノルウェーの経済紙フィナンスアビーセン(Finansavisen)に対し、受注額がブルームバーグの市場予想を35%上回ったと指摘し、好調な受注を株価上昇の主な理由に挙げた。同紙によると、EBITも同社が集計したアナリスト予想の17億3000万クローネを上回った。