Polstob
2026年10月30日(金)
速報決算

リジェネロン、売上高36%増の51億ドル 株価は13%高で終える

非GAAPベースの1株利益(EPS)は70%増の20.07ドル、GAAPベースのEPSは35%増の18.45ドルだった。サノフィが計上するデュピクセントの売上高は35%増の65億4000万ドル。リジェネロンは2026年の非GAAPベースの研究開発費の見通しを引き上げ、販売・一般管理費(SG&A)の見通しを引き下げた。いずれも1億ドルの修正。

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要点
  • 総売上高 · 2026年7〜9月期5.116 十億ドル 前年同期比+36%
  • 希薄化後1株利益(非GAAP) · 2026年7〜9月期20.07 ドル 前年同期は11.83ドル
  • 希薄化後1株利益(GAAP) · 2026年7〜9月期18.45 ドル 前年同期は13.62ドル
  • サノフィとの提携収入 · 2026年7〜9月期2.724 十億ドル 前年同期比+68%
  • デュピクセントの世界純売上高(サノフィが計上) · 2026年7〜9月期6.54 十億ドル 前年同期比+35%
  • REGNのナスダック終値(グーグル・ファイナンス) · 2026年10月30日米東部時間午後4時(中央欧州時間21時)927.89 ドル 前日比+13.33%

米リジェネロン・ファーマシューティカルズ(Regeneron Pharmaceuticals)は2026年10月30日、7〜9月期の総売上高が前年同期比36%増の51億1600万ドルだったと発表した。前年同期は37億5400万ドルだった。決算発表資料によると、仏サノフィからの提携収入は16億1700万ドルから68%増の27億2400万ドルとなった。Polstobの計算では、総売上高の増加額13億6000万ドルのうち約11億1000万ドルをこの項目が占めた。同社はサノフィ分の増加について、両社が共同で販売する抗体医薬品の利益配分の拡大(主にデュピクセント(Dupixent)の売上増による)と、サノフィの開発費残高を理由に挙げた。開発費残高は6月末までに完済され、7〜9月期からはこの収入を減らす要因ではなくなった。

リジェネロンがサノフィと共同開発した炎症性疾患向けの抗体医薬品デュピクセントの7〜9月期の世界純売上高は65億4000万ドルと、前年同期の48億5700万ドルから35%増えた。この売上高を計上するのはリジェネロンではなくサノフィで、リジェネロンは利益の取り分を提携収入として計上する。サノフィと共同で販売する抗体医薬品についてのリジェネロンの利益の取り分は25億7500万ドルで、前年同期は14億5600万ドルだった。

GAAPベースの希薄化後1株利益は前年同期の13.62ドルから35%増の18.45ドル、GAAPベースの純利益は33%増の19億4900万ドルだった。非GAAPベースの希薄化後1株利益は前年同期の11.83ドルから70%増の20.07ドルだった。非GAAPの数値は株式報酬や市場性有価証券などの純利益といった項目を除いている。こうした利益は同四半期に6000万ドルで、前年同期は5億7800万ドルだった。同社は、利益の減少がGAAPベースのその他の収益が減った主因だとした。発表資料によると、クリストファー・フェニモア(Christopher Fenimore)最高財務責任者(CFO)は、売上高と非GAAPベースのEPSが3四半期連続で2桁の伸びとなったと述べた。

リジェネロンが自ら計上する製品では、アイリーアHD(EYLEA HD)の米国純売上高が62%増の6億9900万ドルとなった一方、従来品のアイリーア(EYLEA)の米国売上高は41%減の4億ドルだった。同社は競合と、患者のアイリーアHDへの移行を理由に挙げた。リブタヨ(Libtayo)の世界純売上高は51%増の5億5000万ドルだった。決算発表資料によると、レナード・シュライファー(Leonard Schleifer)最高経営責任者(CEO)は、デュピクセント、アイリーアHD、リブタヨが「いずれも過去最高の純売上高を達成している」と述べた。

変わった点
項目2026年7月30日発表の見通し2026年10月30日発表の見通し
2026年の研究開発費(非GAAP)$5.950bn-$6.050bn$6.050bn-$6.150bn
2026年のSG&A(非GAAP)$2.500bn-$2.600bn$2.400bn-$2.500bn
2026年の製品売上総利益率(非GAAP)84%-85%約86%
2026年の設備投資$1.030bn-$1.100bn$1.050bn-$1.100bn

リジェネロンの2026年の見通しは費用、利益率、税金、設備投資を対象としており、売上高やEPSは含まない。同社は2026年10月30日に示した見通しで、2026年7月30日の4〜6月期決算発表時点のレンジと比べ、非GAAPベースの研究開発費のレンジを上限・下限ともに1億ドル引き上げ、非GAAPベースのSG&Aのレンジを同額引き下げた。2026年1〜9月に23億ドルの自社株買いを実施し、1株当たり0.94ドルの配当を決めた。支払日は2026年12月3日。同社はまた、10月上旬に合意したサノフィとの抗体医薬品契約の拡大に伴う一時金10億ドルを、2026年10〜12月期に提携収入として計上するとした。

グーグル・ファイナンス(Google Finance)によると(中央欧州時間23時40分に確認)、リジェネロン株は2026年10月30日(金)、ナスダックの通常取引が終わる米東部時間午後4時(中央欧州時間21時)に、前日比109.12ドル(13.33%)高の927.89ドルで取引を終えた。これは通常取引の終値で、時間外取引を含まない。インベスターズ・ビジネス・デイリーは、同社株が金曜に2年ぶりの高値をつけたと報じた。Polstobの計算では、この終値をナスダックの過去の株価と比べると、金曜の終値は2024年10月28日以来の高値だった。