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2026年10月23日(金)
速報決算

LKQ、2026年通期予想を撤回しジュードCEOが退任 7〜9月期速報は赤字

サルバトーレ・A・アバテ(Salvatore A. Abbate)氏が2026年12月15日に社長兼最高経営責任者(CEO)に就く。2026年7〜9月期の売上高(速報値)は33億2000万ドルと、前年同期の35億ドルを下回った。

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米自動車部品会社LKQは、2026年7〜9月期の速報値が主に欧州事業の不振を反映したものだと説明した。欧州の部品・サービス事業の既存事業ベースの売上高は9.8%減った。ドイツでの基幹業務システム(ERP)導入に伴う業務の混乱と、英国とベネルクスでの販売数量の減少が響いた。欧州部門のEBITDAマージンは前年同期の10.0%から4.1〜5.1%に低下した。LKQは2026年10月23日に対応策を打ち出した。ジャスティン・ジュード(Justin Jude)社長兼CEOが退社して取締役も退き、アバテ氏を2026年12月15日付で社長兼CEOに任命した。2026年通期の業績予想は撤回した。

要点2026年7〜9月期時点
  • 売上高(速報値)33億2000万 ドル 2025年7〜9月期は35億ドル
  • LKQ株主に帰属する継続事業の純損失(速報値)1600万〜3200万 ドル 2025年7〜9月期は1億7800万ドルの純利益
  • 純損失に含まれる現金支出を伴わない減損損失1億1100万 ドル
  • 希薄化後1株損失(速報値)0.06〜0.12 ドル 2025年7〜9月期は希薄化後1株利益0.69ドル
  • 調整後希薄化後EPS(非GAAPベース、速報値)0.47〜0.53 ドル 2025年7〜9月期は0.84ドル
変わった点
項目2026年10月23日より前2026年10月23日以降
2026年通期の調整後希薄化後EPS予想(非GAAPベース)2.60〜2.90ドル(2026年7月30日に修正)撤回
2026年通期の希薄化後EPS予想1.78〜2.08ドル(2026年7月30日に修正)撤回
社長兼最高経営責任者(CEO)ジャスティン・ジュード(Justin Jude)暫定CEO室(ジョン・メンデル氏とスー・ゴーブ氏)、2026年12月15日からサルバトーレ・A・アバテ氏
LKQヨーロッパ社長兼マネージング・ディレクターアンディ・ハミルトン(Andy Hamilton)アンディ・ハミルトン氏は2026年10月23日に退任
レンジ

欧州部門のEBITDAマージン(2026年7〜9月期、速報値のレンジ)

4.1%5.1%

2025年7〜9月期: 10%

出典: LKQ Corporation preliminary Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 23 October 2026, 2026年7〜9月期.

LKQは、欧州の7〜9月期の業績とアバテ氏の任命を踏まえ、2026年7月30日に最後に修正した業績見通しを撤回するとした。監査前の速報値によると、2026年7〜9月期の売上高は前年同期の35億ドルに対し33億2000万ドル。LKQ株主に帰属する継続事業の純損益は1600万〜3200万ドルの赤字で、現金支出を伴わない減損損失1億1100万ドルを含む。前年同期は1億7800万ドルの黒字だった。希薄化後1株損失は0.06〜0.12ドル(前年同期は希薄化後1株利益0.69ドル)、調整後希薄化後EPSは0.47〜0.53ドル(同0.84ドル)。全社の部品・サービス事業の既存事業ベースの売上高は5.4%減り、同社はスペシャルティ部門の落ち込みはより限られたとしている。

“LKQの業績は、特に欧州で取締役会の期待を大きく下回っており、取締役会はこれに対処するため断固とした措置を講じている。”

John Mendel, LKQ 取締役会長 · sec.gov

原文: “LKQ’s performance, particularly in Europe, has fallen significantly short of the Board’s expectations, and the Board is taking decisive action to address it.”

アバテ氏が就任するまでは、ジョン・メンデル(John Mendel)取締役会長と、LKQの監査委員会委員長を務めるスー・ゴーブ(Sue Gove)氏で構成する暫定CEO室が、経営陣とともに業務を監督する。リック・ギャロウェイ(Rick Galloway)上級副社長兼最高財務責任者(CFO)が、米証券取引委員会(SEC)への届け出上の最高経営責任者を務める。

LKQヨーロッパ社長兼マネージング・ディレクターのアンディ・ハミルトン(Andy Hamilton)氏も2026年10月23日にその職を退いた。取締役会は欧州事業について助言を受けるため、アルバレス・アンド・マーサル(Alvarez & Marsal)を起用した。まずは顧客サービスの水準、業務の安定化、コスト管理に取り組む。アバテ氏(58)は米ベリティブ(Veritiv Corporation)の元CEO。LKQは、一連の措置は取締役会が2026年1月に始めた戦略的選択肢の検討に関連するもので、この検討には会社売却の可能性も含まれるとしている。