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「前回の決算説明会以降、四半期配当と自社株買いを通じて19億ドルを株主に還元した」。米金鉱大手ニューモントの社長兼最高経営責任者(CEO)、ナターシャ・ビルヨーン(Natascha Viljoen)氏は2026年10月22日、こう述べた。同社が同日発表した2026年7〜9月期の調整後純利益は23億ドル(希薄化後1株当たり2.20ドル)と、前年同期の19億ドル(同1.71ドル)から増えた。同社は7〜9月期として過去最高としている。持ち分ベースの金生産量は2025年7〜9月期の142万オンスから130万オンスに減ったが、平均実現価格は1オンス3539ドルから4317ドルに上昇した。
- 調整後純利益 · 2026年7〜9月期23億 ドル
- 持ち分ベースの金生産量 · 2026年7〜9月期130万 オンス
- 平均実現金価格 · 2026年7〜9月期4317 ドル/オンス
- オールイン維持コスト(AISC) · 2026年7〜9月期1454 ドル/オンス
- フリーキャッシュフロー · 2026年7〜9月期19億 ドル
- 四半期配当 · 2026年10月22日0.26 ドル/株
| 項目 | 2026年7〜9月期 | 2025年7〜9月期 |
|---|---|---|
| 持ち分ベースの金生産量(100万オンス) | 1.30 | 1.42 |
| 平均実現金価格(ドル/オンス) | 4317 | 3539 |
| 金の販売に対応するコスト(CAS、ドル/オンス) | 832 | 831 |
| 金のオールイン維持コスト(AISC、ドル/オンス) | 1454 | 1303 |
| 調整後純利益 | 23億900万ドル | 18億8300万ドル |
| 希薄化後1株当たり調整後純利益(ドル) | 2.20 | 1.71 |
出典: Newmont Corporation, Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 2026年7〜9月期.
2026年7〜9月期の1オンス当たりのコストは前年同期を上回ったが、オールイン維持コスト(AISC)は2026年4〜6月期から10%下がった。ニューモントは2026年通期の見通しを改善し、販売に対応するコスト(CAS)を1オンス925ドル、AISCを1520ドルとした。持ち分ベースの生産量530万オンスの達成に向けて順調だとしている。同四半期の純利益は25億ドル、フリーキャッシュフローは19億ドルだった。2026年9月末の現金は88億ドル、ネットキャッシュ(純現金)は32億ドルだった。
自社株買いとレッドクリス
ニューモントは2026年10月22日、前回の決算説明会以降に16億ドルの自社株買いを実施したと明らかにした。2026年10月の約4億5100万ドルを含み、60億ドルの買い戻し枠の残りは28億ドルとなった。株主還元により、2024年2月以降で発行済み株式総数が約10%減ったとしている。1株0.26ドルの配当は2026年12月21日に支払う。改定したネバダ・ゴールド・マインズの契約に基づき、2026年10〜12月期にバリックへ19億5000万ドルを支払う見通しだ。
ブリティッシュコロンビア州のレッドクリスでは、ブロックケービング方式の開発プロジェクトについて、2027年初めの全額投資決定に向けて準備を進めている。開発資本の総額は100%ベースで、カナダ政府から見込む5億カナダドルの拠出を差し引き、実質ベースで42億〜48億米ドルと見積もる。商業生産の開始は2033年を目指す。ニューモントはレッドクリスの70%を保有する。
- Newmont Corporation, Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 2026年10月22日 22:05 CEST