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2026年10月26日(月)
速報決算

ベライゾン、2026年見通しを3四半期連続で上方修正 後払い携帯電話契約は40万6000件の純増

7〜9月期の営業収益は1.5%増えた。端末収入は9.0%減ったが、調整後EBITDAマージンは40.2%に拡大した。ベライゾンは、同社が20億ドル超と評価するAWSとの契約も結んだ。

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要点
  • 後払い携帯電話契約の純増数 · 2026年7〜9月期406,000 2025年7〜9月期は4万4000件
  • 2026年の後払い携帯電話契約の純増数見通し · 2026年10月26日発表の見通し1.1m-1.2m 従来は75万〜100万件のレンジの上半分
  • 2026年の調整後1株利益(非GAAP)見通し · 2026年10月26日発表の見通し5.04-5.06 ドル 7.0〜7.5%増、従来は6.0〜7.0%増
  • 営業収益合計 · 2026年7〜9月期34.3 十億ドル 2025年7〜9月期比1.5%増
  • 調整後EBITDAマージン(非GAAP) · 2026年7〜9月期40.2 % 2025年7〜9月期は37.8%
  • フリーキャッシュフロー(非GAAP) · 2026年7〜9月期7.8 十億ドル 2025年7〜9月期比12.1%増

米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズは2026年10月26日、2026年通期の見通しを3四半期連続で引き上げた。決算発表によると、7〜9月期の後払い携帯電話契約は40万6000件の純増で、前年同期の4万4000件から増えた。同社はこの指標で過去5年で最高の7〜9月期だったとしている。後払い契約のアカウント数も13万7000件の純増で、同社は10年あまりで最高の結果だったと説明した。7〜9月期のモバイル・ブロードバンドのサービス収入は前年同期比2.9%増の約235億ドルだった。ベライゾンは10〜12月期に約4.0%の増収を見込み、通期では2.5〜3.0%の予想レンジの上半分の伸びを見込んでいる。

変わった点
項目従来の2026年見通し2026年10月26日発表の見通し
後払い携帯電話契約の純増数75万〜100万件のレンジの上半分110万〜120万件
調整後1株利益の伸び率(非GAAP)6.0〜7.0%7.0〜7.5%(5.04〜5.06ドル)
フリーキャッシュフローの伸び率(非GAAP)9.0〜10.0%11.5〜12.0%(224億4000万〜225億4000万ドル)

営業収益合計は前年同期比1.5%増の343億1000万ドルだった。サービス収入・その他は3.5%増の292億ドル、携帯端末収入は9.0%減の51億2000万ドル。ベライゾンは端末収入の減少について、利用者が端末を長く使うようになり機種変更が大幅に減ったことと、端末の補助金への支出を抑える判断をしたことが主な要因としている。後払い契約の機種変更率は2.6%で、前年同期は3.3%だった。非GAAP指標である連結の調整後EBITDAは8.0%増の138億ドルで、同社によると過去最高。マージンは37.8%から40.2%に拡大した。同社によると、販促を中心とする顧客獲得費用は前年同期比41%減った。

7〜9月期の利益率
  • 連結純利益率15.5%+0.6 pp
  • 連結の調整後EBITDAマージン(非GAAP)40.2%+2.4 pp
  • コンシューマー部門のEBITDAマージン(非GAAP)45.3%+2.3 pp
  • ビジネス部門のEBITDAマージン(非GAAP)27.6%+2.5 pp

2026年7〜9月期2025年7〜9月期

出典: Verizon Q3 2026 results release (Form 8-K, Exhibit 99), 2026年9月30日までの3カ月間.

“大幅な補助金よりも、Simplicityや拡充したロイヤルティー・プログラムのような顧客第一の提案を優先することで、マージンを広げ、解約を減らし、力強いキャッシュフローを持続的に生み出しながら、忠実で価値の高い顧客を獲得している。”

Dan Schulman, ベライゾンCEO · sec.gov

原文: “By prioritizing customer-first offerings like Simplicity and our expanded loyalty program over heavy subsidies, we are winning loyal, high-value customers while expanding margins, reducing churn, and generating strong sustained cash flow.”

純利益は5.2%増の53億2000万ドル、1株利益は1.25ドルで、前年同期の1.17ドルから6.8%増えた。買収に伴う無形資産の償却や買収・統合関連の費用を除く非GAAP指標の調整後1株利益は1.31ドルで、前年同期は1.21ドルだった。営業キャッシュフローから設備投資を差し引いた非GAAPのフリーキャッシュフローは、7〜9月期が78億ドル、1〜9月が14.3%増の180億1000万ドルだった。ベライゾンは1〜9月に、配当88億ドルと自社株買い40億ドルを含む128億ドルを株主に還元し、2026年は引き続き最大45億ドルの自社株買いを見込む。決算発表は、2026年10月26日に受理されたフォーム8-Kの項目2.02に基づいてSECに提出された。

ベライゾンはこれとは別に、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と20億ドル超と評価する契約を結んだと発表した。発表によると、この契約はエージェント型AIや生成AIの処理向けに分散型コンピューティングを拡大する商業的な枠組みを定めるもので、期間や収益の計上時期は示していない。ベライゾンは2026年の設備投資見通しを160億ドル〜165億ドルに据え置いた。同社によると、これにはAI Connect向けの成果連動型の投資が含まれる。1〜9月の設備投資額は119億3000万ドルで、前年同期は122億6000万ドルだった。