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2026年10月29日(木)
速報決算

米イーライ・リリー、2026年の売上高見通しを910億〜920億ドルに引き上げ 7〜9月期は39%増収

ナスダックによると、株価は10月29日の取引開始前の時間外取引で、米東部時間午前7時55分(中央欧州時間12時55分)時点で4.4%高だった。株価は変動が続いている。リリーは、1株当たり4.57ドルの仕掛研究開発(IPR&D)費用により、非GAAPベースの1株利益(EPS)見通しを35〜36ドルに引き下げたとしている。

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要点
  • 売上高 · 2026年7〜9月期24.40 十億ドル 2025年7〜9月期(176億ドル)比39%増
  • 1株利益(非GAAP) · 2026年7〜9月期7.48 ドル 7%増。1株当たり4.57ドルのIPR&D費用を含む
  • 1株利益(報告ベース) · 2026年7〜9月期7.22 ドル 2025年7〜9月期(6.21ドル)比16%増
  • 2026年の売上高見通し · 2026年10月29日発表の見通し91.0-92.0 十億ドル 従来は850億〜870億ドル
  • 2026年の1株利益見通し(非GAAP) · 2026年10月29日発表の見通し35.00-36.00 ドル 従来は35.50〜36.50ドル
  • 株価(取引開始前の時間外取引、変動が続いている) · 2026年10月29日米東部時間午前7時55分(中央欧州時間12時55分)、ナスダック1,345.00 ドル 米東部時間午前7時55分時点で+4.40%。変動が続いている

米イーライ・リリーは2026年10月29日、2026年7〜9月期の売上高が前年同期の176億ドルから39%増の244億ドルになったと発表した。通期の売上高見通しは850億〜870億ドルから910億〜920億ドルに引き上げ、中央値を55億ドル上積みした。数量は53%増えた一方、実現価格は15%下がった。リリーによると、増収の大半はマンジャロとゼップバウンドによるもので、マンジャロの売上高は65%増の107億2000万ドル、ゼップバウンドは49%増の53億5000万ドルだった。米国の売上高は34%増の151億ドル、米国外の売上高は47%増の93億ドルだった。

変わった点
項目従来の2026年見通し2026年10月29日改定
売上高$85bn-$87bn$91bn-$92bn
パフォーマンス・マージン(非GAAP)49.0%〜50.5%52.0%〜52.5%
税率(非GAAP)18%〜19%19%〜20%
1株利益(非GAAP)$35.50-$36.50$35.00-$36.00

報告ベースの1株利益(EPS)は16%増の7.22ドル、非GAAPベースのEPSは7%増の7.48ドルで、前年同期はそれぞれ6.21ドル、7.02ドルだった。いずれの数値にも、取得した仕掛研究開発(IPR&D)に関する1株当たり4.57ドルの費用が含まれている(前年同期は0.71ドル)。発表資料によると、同四半期のIPR&D費用は42億ドルで、主にAtaiBeckleyとCurevoの買収に関するものだった。税率も上昇し、非GAAPベースの税率は24.0%と前年同期の17.7%を上回った。リリーはこれを主に、税務上損金算入できないIPR&D費用によるものだとしている。

通期のEPS見通しの引き下げも、同じ4.57ドルで説明がつく。リリーは、実質的な非GAAPベースのEPS見通しを中央値で4.07ドル引き上げたが、7〜9月期のIPR&D費用がそれを上回り、見通しは従来の35.50〜36.50ドルから35.00〜36.00ドルになったとしている。この見通しには、2026年9月30日より後に取得するIPR&Dは含まれていない。リリーはまた、パフォーマンス・マージン(売上総利益から研究開発費と販売費・一般管理費を差し引いた額の売上高に対する比率を示す非GAAP指標)の見通しを49.0〜50.5%から52.0〜52.5%に、税率の想定を18〜19%から19〜20%にそれぞれ引き上げた。

「リリーは今回も好調な四半期となり、当社のこれまでの予想を上回り、通期見通しを引き上げることができた」と、デビッド・A・リックス(David A. Ricks)会長兼最高経営責任者(CEO)は決算発表資料で述べた。発表資料は、リリーがすでに公表していた進展もまとめている。週1回投与の基礎インスリン、Onswikの米国での承認、2型糖尿病の成人の心血管リスクを低減する目的でのマンジャロの米国での承認、オゼンピック2mgと比較したレタトルチド(retatrutide)の臨床第3相試験で良好な主要結果が得られたことなどだ。

ナスダックによると、リリー株は2026年10月29日、米東部時間午前7時55分(中央欧州時間12時55分)時点の取引開始前の時間外取引で1,345.00ドルと、10月28日の終値1,288.30ドルを4.40%上回った。取引開始前の株価は、10月29日米東部時間午前9時30分(中央欧州時間14時30分)の通常取引開始までに変動する可能性がある。インベスティング・ドットコム(Investing.com)が配信したロイターの記事は、LSEGのデータを引用し、調整後(非GAAPベース)EPSの7.48ドルはアナリスト予想の6.26ドルを、売上高は予想の226億1000万ドルをそれぞれ上回ったと報じた。マンジャロとゼップバウンドの売上高も予想を上回ったとしている。取引開始前の株価上昇を報じたCNBCは、肥満症治療の飲み薬Foundayoの売上高が予想に届かなかったと伝えた。発表資料によると、同薬の売上高は1億8400万ドルだった。