Polstob
2026年10月23日(金)
速報決算

サリー・メイ、2026年の希薄化後EPS予想を1.95〜2.05ドルに下げ 7〜9月期はGAAPベースで赤字

米学生ローン会社は、自ら過去最大とする新規融資の伸びに伴う引当金と費用がかさみ、2026年7〜9月期に赤字となった。2026年の純貸倒償却は4億〜4億2000万ドルを見込む。

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2026年7〜9月期は貸倒引当金繰入額が前年同期の1億7900万ドルから2億1400万ドルに増え、費用もかさんだ。この結果、サリー・メイの名で事業を展開する米SLMコーポレーションの普通株主に帰属する純損益は3600万ドルの赤字となった。前年同期は1億3200万ドルの黒字だった。同社は、赤字の主因は前年比で過去最大となった新規融資の伸びに伴う引当金と費用だとしている。2026年10月22日には、2026年の希薄化後1株利益(EPS)予想を3.10〜3.20ドルから1.95〜2.05ドルに引き下げた。1〜9月の希薄化後EPSは1.68ドルと、前年同期の2.35ドルを下回った。

要点
  • 2026年の希薄化後EPS予想(修正後) · 2026年10月22日1.95〜2.05 ドル 従来予想は3.10〜3.20ドル
  • GAAPベースの希薄化後1株損失 · 2026年7〜9月期0.19 ドル 2025年7〜9月期は1株利益0.63ドル
  • 民間教育ローンの新規融資額 · 2026年7〜9月期34億 ドル 前年同期比15%増
  • 純貸倒償却(過去に償却済みの債権1910万ドルの買い取り分を除く) · 2026年7〜9月期9000万 ドル 2025年7〜9月期は7750万ドル
  • 貸倒引当金繰入額 · 2026年7〜9月期2億1400万 ドル 2025年7〜9月期は1億7900万ドル
見通しの変更下方修正

希薄化後1株利益(EPS) 2026年通期

新$1.95 – $2.05

発表資料は見通しの指標を普通株1株当たり希薄化後利益とし、EPSはGAAPベースでのみ開示している。非GAAPベースのEPSは示していない。

出典: SLM Corporation Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 22 October 2026, 2026年10月22日.

変わった点
項目従来の2026年予想修正後の2026年予想(2026年10月22日)
純貸倒償却3億6500万〜3億8500万ドル4億〜4億2000万ドル
民間教育ローンの新規融資額の伸び率12〜14%12〜14%
非金利費用7億5000万〜7億8000万ドル7億5000万〜7億8000万ドル

ローン売却益は前年同期の1億3600万ドルから370万ドルに減った。非金利費用は前年同期比22%増の2億2100万ドル。同社は主に、PLUSローン(連邦政府の学生ローン)の制度改革後に新たな融資と顧客を獲得するための繁忙期の費用によるものだとしている。

2026年7〜9月期と2025年7〜9月期の比較
項目2026年7〜9月期2025年7〜9月期変化
純金利収入$339.3m$373m−9.0%
貸倒引当金繰入額$213.7m$179.5m+19.1%
非金利収益合計$36.1m$172.7m−79.1%
非金利費用合計$220.7m$180.4m+22.3%

出典: SLM Corporation Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 22 October 2026, 2026年9月30日までの3カ月間.

“過去最高の繁忙期となり、とりわけ単一四半期として当社史上最大の新規融資額を記録した。新規融資の信用の質は引き続き高く、連邦学生ローン制度の変更を受けて大学院生向け融資が大きく伸びていることを心強く思っている。”

Jonathan Witter, サリー・メイ 最高経営責任者(CEO) · sec.gov

原文: “We delivered a record peak season, highlighted by the largest single quarter of originations in the Company’s history. Credit quality of originations remained strong, and we’re encouraged by the significant growth in graduate student lending following changes to federal student loan programs.”

2026年7〜9月期の民間教育ローンの新規融資額は前年同期比15%増の34億ドルだった。同社によると、PLUS改革後の最初の学年度に当たり、大学院生向けローンの新規融資額は119%増えた。純貸倒償却は2025年7〜9月期の7750万ドルから9000万ドルに増えた。サリー・メイはその主因について、延滞から直接デフォルト(債務不履行)に移った「返済能力の高い少数の借り手層」に影響した「整合性を欠いた第三者による債務解決の慣行」だと説明した。この数字には、連結対象外の証券化から買い取った過去に償却済みの債権1910万ドルは含まれない。2026年9月30日時点の延滞率は返済中の融資の4.2%で、前年同期は4.0%だった。

株主還元2026年7〜9月期
  • 自社株買い自社株買い(510万株)$132.2m
  • 配当普通株1株当たり配当(決議分)$0.13 per share
  • 自社株買い枠2026年自社株買いプログラムの残り枠$111m2026年9月30日時点

出典: SLM Corporation Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 22 October 2026, 2026年7〜9月期.

情報源
  1. SLM Corporation, Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 2026年10月22日 22:32 CEST
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