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2026年10月29日(木)
速報決算

米アルファベット、Google Cloudの売上高が2倍超の307億ドルに

7〜9月期の売上高は25%増の1276億ドルだった。GAAPベースの1株利益(EPS)は、株式投資の損益が前年同期の利益から87億ドルの損失に転じたため、2.87ドルから2.12ドルに減った。株価は米東部時間午後6時6分時点で、変動が続く時間外取引で10.62%安だった。

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要点2026年7〜9月期時点
  • 売上高127.6 十億ドル 前年同期比25%増、為替変動の影響を除くベース(非GAAP)でも25%増
  • Google Cloudの売上高30.7 十億ドル 前年同期比103%増
  • 希薄化後1株利益(GAAP)2.12 ドル 前年同期は2.87ドル
  • 株式投資の損失8.7 十億ドル 希薄化後EPSを0.55ドル押し下げ
  • 有形固定資産の取得51.4 十億ドル 前年同期は240億ドル

米アルファベット(Alphabet)が10月28日の米東部時間午後4時1分(中央欧州時間21時1分)に米証券取引委員会(SEC)に提出した7〜9月期の決算発表資料によると、2026年9月30日に終わった7〜9月期のGoogle Cloudの売上高は、前年同期の151億5700万ドルから103%増の307億ドル(307億900万ドル)となった。同部門の営業利益は35億9400万ドルから111億2100万ドルに増えた。全体の売上高は25%増の1276億ドルで、為替変動の影響を除くベース(非GAAP)でも25%増えた。営業利益は30%増の406億ドル、営業利益率は31.8%だった。同社によると、Google Cloud Platformの成長をけん引したのは企業向けのAIインフラ、AIソリューションと中核サービスで、TPUシステムの販売も増収に寄与した。

アルファベットの事業別の売上高と営業利益(百万ドル)
項目2025年7〜9月期2026年7〜9月期
Google Search & otherの売上高56,56763,350
YouTube adsの売上高10,26111,207
Google Servicesの売上高87,05296,302
Google Cloudの売上高15,15730,709
Google Servicesの営業利益33,52739,157
Google Cloudの営業利益3,59411,121
Other Betsの営業損失-1,426-2,047
全社レベルの活動(Alphabet-level activities)-4,467-7,655

出典: Alphabet Q3 2026 results release (Form 8-K, Exhibit 99.1), 2026年9月30日終了の四半期.

普通株主に帰属する純利益は前年同期の350億ドルから262億ドルに、GAAPベースの希薄化後EPSは2.87ドルから2.12ドルに減った。決算発表資料は営業利益より下の項目の変動を示している。その他の収益(費用)は差し引き82億2100万ドルの費用で、2025年7〜9月期は127億5900万ドルの利益だった。最大の項目は86億6400万ドルの株式投資の損失で、前年同期は107億3400万ドルの利益だった。アルファベットは脚注で、この87億ドルの損失は税金費用を19億ドル減らしたうえで、純利益を67億ドル、希薄化後EPSを0.55ドル押し下げたと説明している。支払利息は1億4300万ドルから9億6700万ドルに増えた。

“好調な四半期となり、売上高の年換算ペース(ランレート)は5000億ドルに達した。”

Sundar Pichai, グーグルおよびアルファベットの最高経営責任者(CEO) · sec.gov

原文: “We had a strong quarter and are now on a half-trillion dollar revenue run rate.”

キャッシュフロー計算書によると、同四半期の有形固定資産の取得額は514億ドルで、前年同期は240億ドルだった。フリーキャッシュフロー(非GAAP)は91億ドルのマイナスだった。アルファベットはアット・ザ・マーケット(ATM)プログラムを通じ、クラスA株1200万株で43億ドル、クラスC株2400万株で81億ドルの手取り金を得た。同プログラムの9月30日時点の残りの枠は276億ドル。無担保の優先債でも287億ドルを調達した。同四半期の自社株買いはなく、前年同期は115億ドルだった。長期債務は9月30日時点で1251億ドルと、2025年末の465億ドルから増えた。決算発表資料は業績見通しを示していない。

ナスダック・ドットコム(Nasdaq.com)によると、アルファベット株は10月28日の米東部時間午後6時6分(中央欧州時間23時6分)時点で、変動が続く時間外取引で10.62%安の290.38ドルだった。通常取引は1.34%高の324.89ドルで終えていた。ロイターは、アルファベットの利益と売上高がアナリスト予想に届かず、AI関連の支出で現金の流出が加速したことを受けて株価が下落したと伝えた。

ナスダック・ドットコムは同四半期について14件の予想に基づく市場予想を2.94ドルとしているが、GAAPベースの2.12ドルとは比較できない。同サイトは4〜6月期の実績を、投資利益を含むアルファベットのGAAPベースの数値である9.11ドルと記録し、市場予想を2.88ドルとしている。このことから、予想はこうした投資損益を除いているとみられる。アルファベットは調整後EPSを開示していない。ロイターは調整後EPSを2.67ドルとし、ウォール街の予想は3.02ドルだったとしている。売上高1276億ドルはインベスティング・ドットコムに掲載された予想の1272億2000万ドルを上回ったが、ロイターが引用したLSEGの予想1282億ドルは下回った。