Polstob
2026年10月23日(金)
速報決算

アメリカン航空、燃料高で7〜9月期2億6900万ドルの赤字 同社が過去最高とする売上高も及ばず

2026年7〜9月期の売上高は19.3%増の163億ドル、燃料費は67.5%増えた。同社は10〜12月期の燃料費が前年同期より約28億ドル増えると見込む。

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米アメリカン航空の2026年7〜9月期決算は、最終損益が2億6900万ドル(希薄化後1株当たり0.41ドル)の赤字だった。売上高は同社が7〜9月期として過去最高とする163億ドルだったが、燃料費が19億ドル膨らみ、増収効果を打ち消した。2026年10月22日に発表した。赤字額は前年同期の純損失1億1400万ドルから拡大した。燃料費は67.5%増の46億ドル。1ガロン当たりの平均燃料価格は2.37ドルから3.85ドルに上昇した。

要点
  • 売上高 · 2026年7〜9月期163億 ドル
  • 燃料費 · 2026年7〜9月期46億 ドル
  • 純損失(GAAP) · 2026年7〜9月期2億6900万 ドル
  • 平均燃料価格 · 2026年7〜9月期3.85 ドル/ガロン
  • 利用可能な流動性の総額 · 2026年9月30日118億 ドル

売上高は前年同期比19.3%増えた。プレミアム客室の収入が22.9%増、メインキャビン(普通席)の収入が19.5%増だった。法人契約の収入は27.6%増え、6四半期連続の2桁増となった。座席供給量は4.2%増え、搭乗率は86.0%から83.4%に低下した。燃料費、特別項目、利益分配費用を除くユニットコストは3.0%上昇した。調整後の純損失は1億8200万ドル(1株当たり0.28ドル)だった。

“歴史的な燃料高は業績に大きな打撃となったが、当社は引き続き収益力の回復と、長期的により強いアメリカン航空を築くことに力を注ぐ。”

Robert Isom, アメリカン航空 最高経営責任者(CEO) · sec.gov

原文: “While historically high fuel prices significantly impacted our financial results, our focus remains on restoring profitability and building a stronger American for the long term.”

ユナイテッドとの比較

アメリカン航空とユナイテッド航空の比較(2026年7〜9月期)
項目アメリカン航空ユナイテッド航空
売上高163億ドル179億ドル
売上高の伸び率(前年同期比)19.3%17.4%
燃料費46億ドル48億ドル
燃料費の伸び率(前年同期比)67.5%61.6%
1ガロン当たりの平均燃料価格3.85ドル3.90ドル
純損益(GAAP)△2億6900万ドル10億2900万ドル

出典: American Airlines Group, Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1); United Airlines Holdings, Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 2026年9月30日.

2026年10月20日に決算を発表したユナイテッド航空の平均燃料価格は1ガロン3.90ドルで、燃料費は18億ドル増えた。それでも純利益は10億ドル(希薄化後1株当たり3.14ドル)を確保し、税引き前利益率は7.3%だった。

アメリカン航空は2026年10〜12月期について、売上高が前年同期比19.5〜22.5%増、座席供給量が5.5〜6.5%増になると見込む。2026年10月19日時点の燃料の先物カーブに基づき、燃料価格は1ガロン約4.70ドルを想定する。同社によると、2025年10〜12月期のほぼ2倍の水準だ。同期の調整後損益は希薄化後1株当たり0.50〜1.10ドルの赤字を予想する。2027年の路線網の拡大ペースは2026年より鈍るとしている。

情報源
  1. American Airlines Group, Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 2026年10月22日 13:00 CEST
  2. United Airlines Holdings, Q3 2026 results (Form 8-K, Exhibit 99.1), 2026年10月20日 22:00 CEST
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