Polstob
2026年11月2日(月)
速報IPO

アンソロピックの7〜9月期売上高は169億6000万ドル、営業赤字に転落 届出書で判明

S-1の訂正届出書によると、7〜9月期は5億6700万ドルの営業損失となった。4〜6月期は9億7400万ドルの営業利益だった。想定価格帯や、IPOの規模、日程、企業価値は依然として空欄のままだ。

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要点
  • 売上高(2026年9月30日までの3カ月間) · 2026年7〜9月期16,956 百万ドル 前年同期は$1,382m
  • 営業損失(2026年7〜9月期) · 2026年7〜9月期567 百万ドル 2026年4〜6月期は$974mの営業利益
  • 純損失(2026年7〜9月期) · 2026年7〜9月期23,291 百万ドル 公正価値の変動$21,936mを含む
  • 売上高(2026年9月30日までの9カ月間) · 2026年9月30日までの9カ月間33,242 百万ドル 前年同期は$2,545m
  • IPOの想定価格帯 · S-1の訂正届出書(2026年11月2日)届出書では空欄

アンソロピック(Anthropic, PBC)の2026年7〜9月期(9月30日までの3カ月間)の売上高は169億6000万ドルだった。米証券取引委員会(SEC)が2026年11月2日米東部時間9時24分に受理したS-1の訂正届出書(S-1/A)で明らかになった。4〜6月期は115億5500万ドル、前年同期は13億8200万ドルだった。1〜9月期の売上高は332億4200万ドルで、2025年の同期間は25億4500万ドルだった。同社は、各四半期の増収は新しいモデルや製品が利用と導入を押し上げたためだとしている。また、新しいモデルバージョンの値下げと契約上の割引により、4〜6月期からの増収分のうち約6億ドルが相殺されたとしている。

四半期の推移

四半期ごとの売上高 $m

  1. 2025年1〜3月期$376m
  2. 2025年4〜6月期$787m
  3. 2025年7〜9月期$1,382m
  4. 2025年10〜12月期$2,040m
  5. 2026年1〜3月期$4,731m
  6. 2026年4〜6月期$11,555m
  7. 2026年7〜9月期$16,956m

出典: Form S-1/A, 2 November 2026, 2026年9月30日までの各四半期.

営業費用の合計は4〜6月期の105億8100万ドルから175億2300万ドルに増えた。コンピューティング・インフラ費用の売上高に対する比率は48%から58%に上昇した。届出書はこれを、コンピューティング能力の追加によるものとしており、その中には短期契約に基づく50億ドル分のコンピューティング能力が含まれる。同社によると、この短期契約分は現在、複数年契約に基づく能力よりも大幅にコストが高い。その他の営業・管理費は3倍超に膨らんだ。主に寄付マッチング制度に関連する非現金(現金支出を伴わない)費用による。同社は、4〜6月期の9億7400万ドルの営業利益から一転した5億6700万ドルの営業損失について、主にこの短期契約のコンピューティング能力と、これらの費用のうち20億ドルによるものだとしている。株式報酬と慈善関連の費用を除く調整後営業利益(非GAAP)は24億6300万ドルで、4〜6月期は22億3500万ドルだった。

2026年7〜9月期と4〜6月期の比較
項目2026年7〜9月期2026年4〜6月期変化
売上高$16,956m$11,555m+46.7%
コンピューティング・インフラ費用$9,863m$5,558m+77.5%
その他の営業・管理費$3,588m$1,031m+248.0%
営業費用の合計$17,523m$10,581m+65.6%

出典: Form S-1/A, 2 November 2026, 2026年9月30日と6月30日までの各3カ月間.

7〜9月期の純損失232億9100万ドルの大部分は、営業損益に含まれない公正価値に関する費用だ。届出書では、転換社債、デリバティブ負債、SAFE(将来株式取得契約)の公正価値の変動として219億3600万ドルを計上した。同社は届出書で、これは主に企業価値の評価額が上昇し、転換社債の価値が高まったことを反映しているとしている。届出書によると、その他の費用16億4000万ドルは主にパートナーとの資金調達契約に関する公正価値会計によるものだ。2026年9月30日までの9カ月間の純損失1040億3900万ドルには943億ドルの公正価値の変動が含まれ、営業損失は12億6000万ドルだった。

訂正届出書では、10月のS-1で空欄だった合計額も記載された。まだ開始していないリースを含め、2026年9月30日時点および同日以降に結んだ購入契約とリースの合計は約8954億ドルで、S-1/Aによると「ほぼすべてがコンピューティングとインフラに関連する」。同社は、このうち約4475億ドルは2030年末までに、残りのほぼすべては2031〜2045年に発生すると見込んでおり、約698億ドルは2026年9月30日から12カ月以内に期限を迎える。同日時点で現金・現金同等物を956億ドル、短期投資を363億ドル保有していた。9カ月間の営業活動によるキャッシュフローは66億ドルの収入だった。

主要な数字はなお空欄のままだ。表紙では想定価格帯が空欄で、アンソロピックと売り出し株主の株式数も記載されていないため、届出書は募集の規模、日程、企業価値を示していない。目論見書はランレート売上高(Run-Rate Revenue)という指標を定義しているが、2026年10月31日時点の値は空欄だ。アンソロピックは、クラスA普通株式のナスダック・グローバル・セレクト・マーケットへの上場を、ティッカーANTで申請している。

情報源
  1. Anthropic, PBC, Form S-1/A (Amendment No. 1), SEC EDGAR accession 0001628280-26-068676, 2026年11月2日 15:24 CET
  2. SEC EDGAR, submission header for accession 0001628280-26-068676, 2026年11月2日 15:24 CET
  3. Anthropic, PBC, Form S-1, SEC EDGAR accession 0001628280-26-067168, 2026年10月26日 14:00 CET
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